翻訳と辞書
Words near each other
・ 妖精大戦争 〜 東方三月精
・ 妖精姫レーン
・ 妖精帝国
・ 妖精帝國
・ 妖精旅行
・ 妖精標本
・ 妖精物語ロッドランド
・ 妖精王
・ 妖精顔症候群
・ 妖艶
妖艶毒婦伝 お勝兇状旅
・ 妖花
・ 妖花 (映画)
・ 妖花忍法帖
・ 妖虫
・ 妖虫 (クトゥルフ神話)
・ 妖蛆の秘密
・ 妖術
・ 妖術武芸帳
・ 妖術秘伝・鬼打鬼


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

妖艶毒婦伝 お勝兇状旅 : ミニ英和和英辞書
妖艶毒婦伝 お勝兇状旅[ようえんどくふでん おかつきょうじょうたび]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

妖艶 : [ようえん]
  1. (adj-na,n) fascinating 2. voluptuous
: [つや]
 【名詞】 1. gloss 2. glaze 
: [どく]
 【名詞】1. poison 2. toxicant
毒婦 : [どくふ]
 (n) evil woman
: [でん, てん, つたえ]
 【名詞】 1. legend 2. tradition 3. life 4. biography 5. comment 6. communication
: [きょう]
 (n) wickedness
兇状 : [きょうじょう]
 【名詞】 1. crime 2. offense 3. offence
: [じょう]
  1. (n,n-suf) shape 
: [たび]
  1. (n,vs) travel 2. trip 3. journey 

妖艶毒婦伝 お勝兇状旅 : ウィキペディア日本語版
妖艶毒婦伝 お勝兇状旅[ようえんどくふでん おかつきょうじょうたび]

妖艶毒婦伝 お勝兇状旅』(ようえんどくふでん おかつきょうじょうたび)は、1969年(昭和44年)公開の日本映画中川信夫監督、東映東京撮影所製作、東映配給、カラー映画フジカラー)、シネマスコープ、7巻 / 2,295メートル(1時間24分)。アメリカ発売DVDの英語題名は''Legends Of The Poisonous Seductress: Okatsu The Fugitive''〔輸入版DVDオンラインショップ"DVD Fantasium" , 2010年2月27日閲覧〕。'Legends Of The Poisonous Seductress: Okatsu The Fugitive''〔輸入版DVDオンラインショップ"DVD Fantasium" , 2010年2月27日閲覧〕。'〔輸入版DVDオンラインショップ"DVD Fantasium" , 2010年2月27日閲覧〕。
== 概要 ==
1968年(昭和43年)から1969年にかけて全3作品が製作された宮園純子主演『妖艶毒婦伝』シリーズの3本目であり、シリーズ最終作である〔キネマ旬報データベース『妖艶毒婦伝』検索結果 。2010年2月27日閲覧。〕。
シリーズの第1作『妖艶毒婦伝 般若のお百』(1968年、石川義寛監督)ではヒロインの名前は「お百」だったが、監督が中川信夫に交代した2作目『妖艶毒婦伝 人斬りお勝』(1969年)と本作品では、ヒロインは甲源一刀流の使い手である「お勝」に名前が変わっている〔キネマ旬報データベース『妖艶毒婦伝』検索結果 。2010年2月27日閲覧。〕。しかし、『人斬りお勝』のヒロインは道場主の娘〔キネマ旬報データベース『人斬りお勝』 。2010年2月27日閲覧。〕、本作品のヒロインは上州沼田藩重役の娘〔キネマ旬報データベース『お勝兇状旅』 。2010年2月27日閲覧〕と異なっており、ストーリー的にも直接のつながりはない。
鈴木健介・作成による『中川信夫・年譜』によれば、本作品は中川信夫が1962年(昭和37年)以来、久々に年間3本の劇場用映画(『さくら盃 義兄弟』、『人斬りお勝』、本作品)を手掛けた1969年の1本であり〔『中川信夫・フィルモグラフィー』、p.253.〕、鈴木はこの年における中川の姿を「大いに気を吐く」と表現している〔『中川信夫・年譜』、p.274.〕。「大いに気を吐く」とは、1931年(昭和6年)に在籍していたマキノ・プロダクションの解散で失職し、翌1932年(昭和7年)に市川右太衛門プロダクションに移籍してからもなかなか思い通りの仕事が出来なかった中川に対して、1934年(昭和9年)に山上伊太郎が贈った言葉「人間は一生に一度、必ず気を吐く時があるものです」がもとになっている〔『人間・中川信夫 職人・中川信夫』、p.283.〕。中川は生涯この言葉を「反省の鞭」とした〔『わが心の自叙伝』、p.25.〕。
両手両足を縛られたお勝(宮園純子)が、悪役の田代(伊藤久哉)に強姦される場面について、脚本家の桂千穂は宮園純子の顔のアップだけでマゾヒズムを表現した演出を評価しているが〔『全自作を語る』、p.220.〕、桂が中川に行ったインタビューにおいて中川は「つまらん、オワリ!」と遮って、本作品の出来に対する不満をあらわにしている〔『全自作を語る』、p.220.〕。ただし、芸者に変装したお勝が二階建ての宿屋に入り、一階の広間を埋め尽くす大人数の人足たちと宴会を始める様子を二階から俯瞰の移動撮影でとらえたロング・ショットは、大勢の俳優を動かす緻密な演出と画面構成によって、試写を観た当時の東映首脳部たちを驚かせたという〔『全自作を語る』、p.220.〕。中川は「そのショットだけは(良かった)ね、あとはゼロだ」と語っている〔『全自作を語る』、p.220.〕。
中川信夫は本作品を最後にテレビドラマに活躍の場を移し、劇場映画は遺作となったATG作品『怪異談 生きてゐる小平次』(1982年)まで携わらなかったため、本作品は中川にとって最後の邦画メジャー作品となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「妖艶毒婦伝 お勝兇状旅」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.